「雷神の風」 設立趣意書 

<現状分析>

人類の歴史は、感染症・疫病との戦いの歴史でもあった。どの歴史書を紐解いても、数十年~数百年のサイクルでパンデミックが発生し社会的打撃を受けてきた様がうかがえる。

近年の例では「結核」という感染症がある。「結核」は昭和20年頃まで日本人の死因第1位であった。ストレプトマイシンという特効薬が開発され劇的に感染数は減少したが、現在でも年間約1万8千人が新規に感染し、2019年は2.088人亡くなっている侮れない感染症のひとつである。現在「結核」が大きな社会問題となっていないのは、医療制度の充実(全額公費・保健所機能)様々な治療法により軽快・寛解できるようになり、医療供給の枠内でコントロールできているからである。

感染症予防は、3つの視点で考えるとわかりやすい。

  • 物理的除菌(主に飛沫感染予防)

マスク、換気、オゾン、紫外線、フィルター、熱湯、光触媒など

  • 化学的除菌(主に接触感染予防)

 流水で手洗い、手水舎、石鹸、エタノール、次亜塩素酸ナトリウム、アルカリ水など

  • 生物学的除菌(免疫力で病原多を排除)

栄養、温暖、睡眠、運動、ワクチン、笑う、楽しく過ごす、ストレスを減らすなど

<設立趣意>

古代の人々は「雷」を「雨」「田」と表し、閃光を「稲妻」と表現した。これには理由がる。稲作をはじめた古代の人々は、雷が落ちる田んぼは、収穫が多いことを経験的に知っていた。また、神社などでギザギザした白い紙を見たことがあるだろう。これは、雷の稲妻を表していて、厄を祓う、清めるという意味が込められている。

これらのことが、近年、大気圧プラズマ・低温プラズマの研究から科学的に明らかになりつつある。雷が田んぼに落ちて放電すると周囲の空気はプラズマ化する。空気の78.1%は窒素であり、プラズマ化した窒素を植物が直接養分として取り込んでいる可能性がある。酸素(20.9%)は、プラズマ化してオゾンとなり、水もプラズマ化してヒドロキシラジカル(-OHマイナス)イオン化し除菌していると考えられる。

この元々ある自然界の力を応用できれば、地球環境にやさしい、環境負荷のない物理的除菌の技術を人類は手にすることができる。

株式会社「雷神の風」は、地球環境に負荷をかけることなく、感染症に強い社会インフラを構築し普及させ、社会貢献することを目的とする。                          

株式会社「雷神の風」 代表取締役 細田 悟

2021年(令和3年)5月20日